感情能力を磨いて、部下を動かす

と題したセミナーに参加しました。講師は株式会社グラスティの山下幸彦さんです。
「感情能力」とは、相手と自分の感情を理解し管理する能力です。セミナー受講前に「感情能力検査」と「行動意識検査」を受験(受験料6000円です)し、その結果を見ながらの講義でした。私は理解力(人がどのようなときにどのような感情を抱くのか、感情が起こる原因や背景を理解すること)は優れていましたが、読み取り力(相手の様子から感情を読み取る能力)には欠けていると診断されました。行動特性では「人の目、世間体を気にせず、あるがままの自分を大切にする」のはその通りと思いましたが、「判断や行動が周囲の人に厳しすぎると受け取られている」にははっとしました。
そもそも感情とは外界の刺激に対する反応で、それは瞬間的な激しい気持ちである「情動」と、それが続いたときにもたらされる「気分」とに分けられます。感情には、怒り、嫌悪、悲しみ、驚き、恐れ、需要、喜び、期待があり、気分には、服従、畏敬、絶望、後悔、軽蔑、攻撃、楽観、愛があります。情動は生きるための生物としての反応であり、気分は言葉により獲得した人間だけのものです。
感情能力は個人の成果にも、組織のマネジメントにも大きな影響を与えます。問題のあるリーダーによって萎縮した組織の事例を検討して学びました。
感情能力は、トレーニングによって高められます。あのジャック・ウェルチもトレーニングを受けて自己変革したそうです。今後のリーダーシップ研修に役立ちそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次の記事

寒い日の暖かい話