死亡時連絡先一覧

定年前セミナーで使っているスライドの1枚に、そろそろエンディングも考えようというテーマがある。人間いつ死ぬかわからないから、いつでも悔いなく死ねるよう準備しておきたい。
実は心がけだけは10年も前から持っている。ただ、なかなか実現していない。
そんな中で唯一完成しているのが「死亡時連絡先一覧」だ。この数年で同級生の死をいくつか経験したが、そこから学んだことは、こういうときの連絡網はある意味すごいということだった。多分、私が死んだという情報を1名に流せば、半日後には200名くらいに伝わっているだろう(重複を含めて)。社会保険労務士会など会員組織になっているものは訃報の伝達網もある。
そこで私が一昨年作成したのが「死亡時連絡先一覧」だ。各方面のいちばんおしゃべりな人や重要な人(伝言を発してくれそうな人)を選んで、携帯電話とメールアドレスを記してある。そこからいっせいに伝言ゲームというわけだ。途中で止まろうが知ったこっちゃない。どこまで伝わるか、はたまた死に方が間違って伝わるか、あの世から笑って見守るだけだ。
というわけで作成したエクセルファイルは、義理の妹にメールで送った。随時書き換えは必要だと思うが、この2年書き換えていない。「あんまり駆けつけてほしくないなあ、死んでまで迷惑かけたくない」という思いもあるし、「せめて最後に会いたい」という人もある。
ただ、このリストの真の完成のためには、葬儀計画が必要だ。それによって連絡すべき範囲も異なってくる。葬儀イベントの作成(予算も含め)を急がねば。

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