有望な商売

 保険販売の経験のある方(Aさんとしよう)が、昔を懐かしむように「金融はまだまだ将来性のある仕事ですよね」とおっしゃった。「金融」と大きく括った場合には何とも言えないが、「保険」で考える限りそうでもないと考える。
 保険ほど、販売手数料がどれくらいか世に知られていない商売はないと思う。聞くところによると、イギリスでは保険販売の際、手数料がいくらかを明示する義務があるとか。
 私が以前顧客に聞かれてありのままを答えたとき、「そんなにあるのか」という反応だった。法人案件で保険料も大きいから自ずと手数料も大きいのだが、どこか間違っているような気がする。それなりのソリューション提供なしの場合、代理店もしくは営業員の「稼ぎすぎ」だと思う。だから契約者から手数料のバックを求められたりするのだ。しかし保険料の割り戻しは保険業法違反だ。
 この議論は割愛するが、保険販売の手数料は下がるのが大きな流れだと思う。荒稼ぎする代理店は減るだろう。生き残るのは手数料で選ぶ代理店ではなく、顧客の利益を最優先に考える代理店であろう。
 Aさんにはそんな細かいことは言わなかったが、こう答えた。「保険の手数料は大きな流れでは減っていく。しかも所詮販売手数料であって保有には手数料が出ない」。その点で魅力的なのは証券仲介業である。保有に対する手数料がある。しかも保有のかなりの部分は通常株式投信だから、自動的にインフレヘッジされている。ただ、Aさんは投信は嫌いのようだったので、それ以上の話は止めたが。

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