損保の契約内容、わかってますか?

 開業当時の熱い想いがこのところよみがえっている。
 独立前、私はある生命保険会社にいた。お客様の立場に立って考えれば考えるほど、自分の所属している保険会社の商品だけでは満足できなくなっていた。さらには、保険商品ではなく、他の金融商品の方がいい場合にも何度も遭遇した。それで、会社を辞めて独立することにした。お客様のためでもあり、私自身の精神衛生のためでもあった。
 開業したら保険見直しの紹介が入ってくるようになった。たくさんの生命保険契約に遭遇したが、「お客様の利益無視・営業員の成績最優先」の漂う契約を見るにつけ腹が立った。悲しいかな、クライアントは何もわかっていない。そんな商売がまかり通っていることを是正せねばならぬと思った。まるで激怒するメロスである。
 最近そんな気持ちを忘れていたが、先日適正を欠く損保契約に遭遇して、あの頃を思いだした。建物価格の倍ほどの保険金額の火災保険契約なのである。クライアントはこんなものだと疑わずに数年続けてきたというが、致し方ない。ごく一般的な住宅物件なので、代理店も気づきそうなものだが、引っ込みが付かなくなってしまっていたのだろうか。
 過大な保険に入っていても保障されるのは実損の部分だけである。生保とは考え方が違う。最近の証券は、特に家庭向けの商品では、以前と比べてわかりやすくなっているものも多い。証券を見て保障内容の再確認を。不明な場合は代理店に再確認するもよし、保険会社のカスタマーサービスに確認するもよし。FPも活用してほしい。当のFPが損保に詳しくなくても、ほとんどの場合提携先を持っているはずだ。

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