教育費は学資保険で?

「子供が生まれたら学資保険」と親に言われているけど、入った方がいい? とよく聞かれます。
学資保険は、教育費の積み立てプラス契約者(父親にする場合が多い)が死亡したときに育英年金が出るものが一般的で、十数年前なら積み立ての利息で育英年金分の保険が買えましたから、親が死んでも確実に教育資金が作れる、今となっては夢のような商品でした。が、現在では払った保険料よりも満期受取額がかなり少なく、入ったものの見直しをした方がよいかも?というご相談が多いです。
私の基本的考えは、教育資金積み立てについては父親死亡の事態を考慮しないというものです。大学までに父親の死亡する可能性はわずかです。「父親が死んだら大学に行けるが、生きていたら行けない」では本末転倒です。
また、保険はシンプルな方がいいというのも私の持論です。死亡保障が学資保険に分散してついていると保障の全体像が見えにくくなります。
したがって、育英年金なしの学資保険、あるいは大学入学時に満期の来る金融商品などが選択肢になります。ある証券会社では、子どもが20歳になる年をターゲットイヤーとしたファンドを販売していて、なかなかよいことだと思います。
ちなみに他人事ながら「父親が亡くなったから学費は自分で稼ぎ出す」と言ってくれるくらいの子どもに育ってほしいですね。日頃の金銭教育が大事です。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA