何となく将来が不安・・・

先日の相談事例。47歳の女性。同じ年のご主人と二人のお子さんがいる。ご相談内容は漠然と将来が不安というもの。原因の一つに、ご主人の給与が55歳以降ダウンする見込みということがあった。
こういう相談は、無料相談会ではよくある。大方は聞くことがはっきりしていなくて申し訳ないとおっしゃるが、そんなことはない。考えるヒントを示すところまでが、無料相談の役割だ。その先の支援が必要なら、また改めてFPに相談すればいい。
何となく不安なのは、何を調べたらいいのかわからないから。そこで、90歳までのキャッシュフロー表を作成することをお勧めした。キャッシュフローに大きなマイナスが出なければ、とりあえずの不安は大きく軽減する。
キャッシュフロー表を埋めるためには、収入と支出の予測が必要である。収入面では、ご主人の60歳以降の就業環境について調べておくこと、ご主人の退職金制度を把握しておくこと、確定拠出年金制度を導入しているのであればその運用に関心を持つこと、老齢年金はいつからいくらもらえるか把握すること(これについては概略をお教えした)、などが課題である。支出面では、住宅ローンの一括返済をどうするかというテーマをお持ちであった。お子さん方の教育資金についてもデータをお示しし、ご主人を含めた金銭教育、お金についての話し合いが必要であることをお話しした。
稼ぎ手は、「自分が稼げなくなったら」という命題を持っているくせにそれから逃げたがる傾向がある。「何とかなるだろう。何とかなるはずだ。」しかしそこには何の根拠もない。ま、あまり人のことは言えないのだが・・・

何となく将来が不安・・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. 繰り上げ返済

    先日のご相談で、「余っている資金(貯金)は全て繰り上げ返済にする」という方がいら

  2. preseek_shibata より:

    コメントありがとうございました。
    私は住宅購入と住宅ローンの相談を受けることが多く、
    同じように、何を聞いていいの分からないというケースもよくあります。
    私の場合、理路整然と話せないので、人が聞いたら、雑談のような内容の話しをたくさんさせて頂き、共感できるようにしております。
    なかなか奥深くて難しいですよね。

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